
ご挨拶
理事長 土居元良
ようこそ!
私たちのホームページにアクセスしていただき、有り難うございます。
心から歓迎致します。NPO法人「恒志会」は、2004 年 5月 6日 (平成16) 、設立されました。
それまでの片山恒夫先生の考え、即ち「患者と共に、医・患共同で努力すれば、再発のない回復の状況を保ち得ることができる、突き詰めれば、生活の中から病因・病根の悪習慣を完全に取り除いていくことが可能ならば、患者と医師の共同の努力の結果として真の医療が実現できる」という考えと、彼の業績・志しを伝え残す事が第一の目的でした。
そしてまた、患者の健康回復、維持増進を図る事業等に関する幅広い分野での啓蒙活動、及び歯科医師の技術水準の向上を図ることをも目的としています。
そのため、2008 年「虫歯から始まる全身の病気」の翻訳出版を記念して「病巣感染を再考する」と題する創健フォーラムの開催を皮切りに、「口腔と全身」をテーマにする講演会を開催してきました。
その機会に「恒志会」では口腔医学の創設を提唱しました。
口腔医学の定義については未だ定まっていませんが、多岐に分科した現在の医科学を、歯科、内科、皮膚科、耳鼻咽喉科等の関係領域を学際的、統合的に捉え、鼻咽腔・口腔と全身との関係を研究し組織立てようとするもの、と私は考えています。新しい視点での口腔医学の確立には、法整備を始めとする医歯学教育、医療システム、 医療保険制度の変革が必要でしょう。
志を同じくする医師、歯科医師および関連する諸組織と共に、息の長い活動が求められていると考えています。一方、近年、小学校児童のみならず成人も含め、口呼吸をする人が増えているとの声を多く聞きます。
そのことが、上下顎骨の発育の不均等からの鼻腔の狭小、歯列の乱れ、咬合の乱れのみならず、様々な病の元になるとの警告もあります。
この口呼吸を招来する諸要因と口呼吸が及ぼす諸症状について、問題提起と解決の糸口を提案するために、「口呼吸と鼻呼吸」をテーマにした講演会も開催してきました。また「恒志会」では、口腔内の疾患が全身に及ぼす影響を広く知っていただくために、これらに関する書籍の翻訳出版も行ってきました。
- 「虫歯から始まる全身の病気 ー隠されてきた歯原病の実態ー」 ジョージ・E・マイニー著
- 「全身歯科」 マーク・A・ブレーナーDDS 著
さらに 2005 年、「食生活と身体の退化」の著者であるウェストン A. プライスの記念財団として知られているプライス・ポッテンガー栄養財団 ®(PPNF) との姉妹関係を結び、現在に至っております。
これからも、歯科領域に止まらず、歯科治療を契機に全身の健康に寄与する様々なテーマを提供していく所存です。
また、これまで懸案事項になっておりました、第9刷まで発刊し絶版になっていた「歯槽膿漏 ー抜かずに治す」を、口絵としてカラー写真を添付し再発刊しました。
若い歯科医師やデンタルスタッフの方々には是非とも読んでほしい書籍です。