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私たちが単細胞の頃から続けてきた命の受け渡しをリレーに例えると、バトンとなるのは、まずは遺伝子です。そして、お腹の中や母乳からの免疫やビタミン、ミネラルなどの栄養素そのものであり、大切な仲間である腸内細菌であり、具体的な経験の集大成である食文化です。
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小児科医 蒼井倫子
読後感想
斬新な切り口で、地球誕生から弛まなく広がっていく「食」の描写は素晴らしい。著作者が小児科医であるためなのでしょうか、栄養学とも異なる生き生きとした表現で描写されており、地球誕生から大きく変遷してきた環境の中で、生きていくための様々な奇跡にワクワクしました。 世界で新型コロナウィルスが蔓延して思ったのは、私たちは、こういった様々な未知のウィルスに晒されながらも生き延びてきたヒトの子孫だということです。