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【ポイント】
特定の口腔内細菌が食道がんのリスクファクターとなることが明らかになりました。
歯周病原細菌であるアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌が食道がんと関連することを初めて発見しました。
特定の菌が歯垢や唾液から検出されると、食道がんのリスクが約 5~32 倍上昇することがわかりました。
食道がんのスクリーニングに口腔内細菌を利用できる道が開かれました。
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科、臨床腫瘍学分野の三宅智教授と川﨑万知子大学院生、歯周 病学分野の池田裕一助教らの研究グループは、同大学歯学部附属病院 口腔ケア外来、江戸川病院、総合 南東北病院オーラルペリオセンターとの共同研究で、口腔内細菌が食道がんのリスクになり得ることをつきと めました。その研究成果は、国際医学誌 Cancer(キャンサー)に、2020 年 11 月 6 日にオンライン版で発表され ました。
詳細は「東京医科歯科大学プレスリリース」